自分に合ったやり方
前回の投稿から間が開いてしまいましたが、今回は、
授業で感じたこと
を書いていこうと思います。
私が、今取っているクラスは、"English for Academic Purpose" という
大学や専門学校に進学したい人向けのクラスです。私は、大学や専門学校に進学予定はありませんが、ケンブリッジ英検や、IELTSを受けたいという生徒にも向いているそうです。というのも、このクラスでは、どうリーディングを読んでいったら良いのか、どうアカデミック(学問的)なエッセイを書いたら良いのか、といったことが学べるかららしいです。
このクラスでは、名前の通り、学ぶ単語も、ディスカッションやディベートのトピック、エッセイも、全て、アカデミックです。私がやったものでいうと、フードサイエンス(遺伝子組み換えなど)、宇宙開発、民族、ですね…
難しいいいいい!!!!!
こんなトピック話したこともないし、学んだこともないし…
と、毎日のクラスでのディスカッションが苦痛でした。
そこで、ある問題を発見しました。
「意見や考えが何も出てこない。(´゚д゚`)」
だから、発言ができないのです。
でも、とにかく周りのクラスメートについていこうと、
彼らの意見を聞き、それに反対か賛成かを述べていました。
ですが!!
1セッションの最後の金曜日に先生から一人ずつフィードバックをもらえるのですが、
「できるんだから、もっと発言して」
と、まず初めに言われてしまいました。
自分のなかでは、わからないことがあれば、すぐ聞いたり、
私は、これが正解だと思うけど、どうして違うのか、
意見があれば言うようにしていました。
難しいと思いつつも、ディスカッションでも、発言していたと思っていました。
正直言えば、他にいた日本人より全然発言してたわ!!!!
と悲しみと怒りでした…。
そこで、先生に正直に言ってみたのです。
「先生、全然意見が浮かばないです。だから発言できないのだと思います。」
と。
そうしたら、もっとたくさん本やニュース記事を読んで、自分の考えを持つトレーニングをしなさいとアドバイスされました。
この問題は、日本人あるあるだそうで、
確かに、日本教育では、あまり「自分の意見を持つ」ということをしないと思いませんか?
ディスカッションもない、静かにノートを取り、問題をとく。
これが、原因の一つなのでは?
それと、少し思ったのですが、
大人しい人、あまりそういったディスカッションなどに慣れていない人
に、もっと発言しろ!といった強制は、非常に良くないと思うのです。
ふと、中学生の時に通っていた英会話教室で一緒だった女の子を思い出しました。
彼女は、静かで、あまり発言をしない子でした。でも、英語が大好きで、大好きな洋楽を理解できるようになりたいと、そう思い、英会話教室に通い出したらしいのです。
ある日、外国人の先生が、
君はどう思う?言ってごらん。なんでだまってるの?
いつも静かだよね。
と発言を強いられ、でも何を言ったらいいのかわからない様子で、彼女は泣いてしまったのです。
その日からレッスンには来なくなりました。その後、会っていないのでわからないのですが、英語が嫌いになってしまったのではないかと心配です…
私も、どちらかといえば大人しめで、そこまでたくさんはしゃべりません。
なので、もっともっと、と強いられるのは、苦痛です。
大人しいというのも、一つの個性です。人の性格や個性を変えることは、そう簡単ではありませんよね。英語学習において、苦痛を感じてはいけないと思うのです。
英語学習者向けに、アドバイザーとして仕事をしていらっしゃる方とお話したことがあるのですが、人それぞれに個性があり、やり方は違う訳で、それぞれに合ったやり方で、勉強していくのがいい。嫌だ、苦痛だと思うと伸びなくなる、とおっしゃっていました。
やはり、自分に合った勉強法を見つけ、先生に何を言われようと、
自分なりにやっていけばいいと思います。もちろん、先生の指摘やアドバイスが正しい、自分に適していると思えば、それを実践するのみ。
ですが、これが私の性格だから…と全く何も言わないというのは、とても勿体ないですよね。せっかくネイティブの先生がいて、間違っていたら直してくれる、良い機会なのだから、きちんと感じたこと、賛成反対意見があれば、発言していくことが大事だと思います。
私も、貴重な留学を無駄にしないよう、でも、自分なりに、自分に合った方法やペースでどんどん伸ばしていきたいと思います!!